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NECのAI予測で強い免疫応答が1年以上持続!再発リスクが高いがん患者を救う「個別化ワクチン」の臨床成果

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切除後のHPV陰性頭頸部がんを対象とする個別化ネオアンチゲンがんワクチンTG4050について、Transgene SAと日本電気株式会社が発表した第I/II相臨床試験の第I相パートで、単剤投与群の患者16人全員が3年間の無病生存を維持したことが示されました。対照群では16人中3人に再発が認められ、中央値は41カ月とされています。安全性面では新たな懸念は認められず、本治療法に関連する有害事象は引き続き報告されていません。臨床データと免疫学的解析をまとめた論文が国際誌Nature Communicationsに掲載され、主要データカットオフ時点の包括的な結果とトランスレーショナル研究の知見が公表されました。手術や放射線療法または放射線化学療法後に再発リスクが高い患者を対象に、個別化ワクチン療法としての有望性を支持する内容が示されています。Transgene SAのAlessandro Riva氏や、臨床責任者のChristian Ottensmeier氏、NECの近藤正樹氏のコメントも紹介されています。

TG4050の特徴と免疫応答の持続性

TG4050は、Transgene SAの個別化免疫療法プラットフォームmyvacを基盤に、日本電気株式会社のAIによる予測で選定した腫瘍特異的遺伝子変異を標的とする設計です。患者ごとのネオアンチゲンに基づき、腫瘍細胞を認識し排除するT細胞応答を誘導することを狙いとしています。第I相では、投与患者の73.3%でネオアンチゲン特異的なCD8陽性T細胞応答が確認され、治療期間中のみならず最終投与から1年以上後も維持されました。これは持続的な抗腫瘍免疫の誘導可能性を示す結果です。無病生存の維持と免疫応答の持続が併せて示され、再発リスクが高い頭頸部がんのアジュバント療法としての戦略的価値が強調されています。論文は第I相の主要データカットオフ時点の臨床結果と詳細な免疫学的解析を報告しています。

今後の予定と活用の見通し

本試験は第I/II相試験が進行中で、2026年下半期に第II相パートの初回免疫学的データ、2028年第1四半期に2年間の無病生存率のデータが得られる予定です。切除後HPV陰性頭頸部がんという対象集団において、アジュバント療法としての単剤投与で3年間の無病生存が示された点は重要なマイルストーンです。安全性に関する新たな懸念が引き続き報告されていないことも注目点です。NECのネオアンチゲン予測AIが、臨床的に意義のある免疫応答を誘導できるネオアンチゲンの選定に貢献する可能性が説明されています。Nature Communicationsへの掲載により、データの透明性が高まり、研究・医療現場での検討が進むことが期待されます。

詳細は日本電気株式会社の公式ページで確認してください。レポート/DXマガジン編集部

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