コメ価格の高騰が続くなか、身近なコンビニのおにぎりに「値下げ」の動きが出てきました。ファミリーマートは2026年9月2日、「直巻おむすび」4種類を9月22日から税込11円値下げすると発表しました。「直巻 焼しゃけ」は税込198円から187円になります。コメ価格が依然として高い水準にあるなか、なぜ今、ファミリーマートはおにぎりを値下げするのでしょうか。
「焼しゃけ」など定番4商品を11円値下げ
今回値下げされるのは、「直巻 焼しゃけ」「直巻 和風ツナマヨネーズ」「直巻 とり五目」「直巻 明太子マヨネーズ」の4種類です。「直巻 焼しゃけ」「直巻 とり五目」「直巻 明太子マヨネーズ」は税込198円から187円へ、「直巻 和風ツナマヨネーズ」は税込185円から174円へ、それぞれ11円値下げされます。
価格改定は9月22日から。全国のファミリーマート約1万6500店舗で実施される予定です。ただし、「直巻 とり五目」は九州地方では取り扱われず、九州地方の一部では別の商品が値下げ対象となります。今回の値下げで注目したいのは、商品の量を減らして価格を抑えるわけではないことです。ファミリーマートは「商品具材量や仕様はそのまま」としており、原材料コストの見直しなどによって価格を引き下げます。
コメはまだ高いのに、なぜ値下げできる?
ファミリーマートが値下げの背景として挙げているのが、「米の市場価格の低下」です。一方で、「コメそのものが以前の価格水準に戻った」と考えるのは早そうです。農林水産省によると、2026年7月の令和7年産米の相対取引価格は、全銘柄平均で玄米60kg当たり3万2486円でした。前年産の年産平均2万5179円を上回る水準です。
つまり、今回の値下げは「コメ高騰が終わった」ことを意味するものではありません。ファミリーマートが調達する米を取り巻く市場環境に変化が出るなか、原材料コストなどを見直し、定番のおむすび4商品について価格を下げる判断をしたと見るのが適切です。
さらに「158円おむすび」も登場
ファミリーマートは値下げに加え、9月29日から税込158円のおむすび3商品も順次発売します。「梅(おかか入り)」「北海道産昆布 ごま昆布」「高菜たくあん」の3種類で、いずれも税抜147円、税込158円です。ただし、商品によって販売地域が一部異なります。
コメ価格が依然として高いなかで始まる、身近なおにぎりの値下げ。今回の動きがファミリーマートの一部商品にとどまるのか、それとも今後、スーパーやコンビニのコメ関連商品にも価格見直しの動きが広がっていくのか注目されます。
詳しくは「ファミリーマート、農林水産省」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















