ドリーム・アーツは2023年6月27日、DX人材の流動性に関する調査結果を発表しました。従業員数1000人以上の企業に所属する730人を対象に、DX人材の確保状況や、社外から採用したDX人材の影響などを聞いています。
DX推進部署の人材を、ここ3年以内に社外から採用したかどうかを聞いた結果が図2です。
DX推進に携わる人のうち、進捗の影響を与えているのは社外から採用したDX人材か。それとも社内のDX人材か。それぞれの影響度を聞いた結果が図3です。
では企業側は、社外から採用したDX人材と認識の違いを感じているか。ミスマッチがあると思っているか。その結果が図4です。
約4割の企業が、社外から採用したDX人材と考え方や認識の違いを感じていることが分かりました。
具体的にどんなミスマッチを感じているのか。ミスマッチを実感している理由(自由記述)をテキストマイニングで可視化した結果が図5です。
DX推進部署に所属する人に、転職意向があるかを聞いた結果が図6です。内訳として、社外から採用したDX人材と、社内のDX人材それぞれの転職意向も示しています。
3年以内に社外から採用されたDX人材に限ると、転職意向は60.6%に上ります。一方、当初から社内にいるDX人材に限ると、転職意向は31.5%に下がります。社外から採用したDX人材の約6割が転職意向で、短期間のうちに再度転職してしまう可能性があることが分かります。
社外から採用したDX人材を中心にDXが進んでいる理由はどこにあるのか。DXが進展している理由を聞いた結果が図7です。
調査を実施したドリーム・アーツは、新たな風を吹き込む外部からのDX人材を活かすポイントは「企業文化」がカギになると推察します。
なお今回の調査はレポートして無料でダウンロードできます。ダウンロード先は次の通りです。
調査レポート「大企業の730名に聞いた“DX人材の流動性”に関する調査」
https://www.dreamarts.co.jp/form/dair-wp11/