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経歴・顔写真・露出情報を自動で統合。人物調査を“秒で”行う新AIが公開

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氏名と企業名を入力するだけで、経歴・顔写真・メディア露出を数秒で自動収集・レポート化するオープンソースが登場。データを保存しない設計で企業利用にも配慮されています。 

 コーレ株式会社が公開した「WhoisP(フーイズピー)」は、対象人物の公開プロフィール、Web情報、メディア記事、SNS等を統合して証拠付きの調査レポートを自動生成する人物調査DeepResearchツールです。氏名と企業名を入力するだけでDeepResearchエンジンが解析し、数秒でWord形式のレポートを出力する点が最大の特長です。従来、1件あたり2〜3時間かかっていた手作業を大幅に短縮し、商談リストや採用候補の大量調査にも対応できることを目指しています。 
 
機能面では、時系列での役整理によりキャリア変遷を一目で把握できる人物アーカイブ、ニュース写真やSNSアイコンを横断して最新の顔写真を収集する顔写真機能、そして得られたファクトに対してメディア記事やIR資料、公式サイトのURLを添えて裏付けを示す点が挙げられます。重要な点として、WhoisPはデータベースを持たずデータを保存しない設計であり、AIの学習にも利用しない方針を明確にしています。こうした設計は、営業・人事・経営企画・広報など、社外の人物情報を扱う業務での安心感につながります。 
 
導入形態はフルオープンソース(MITライセンス)で無償提供されるため、企業は自社の業務プロセスにあわせたカスタマイズが可能です。利用の流れはシンプルで、氏名・所属を入力→DeepResearchが解析→引用元を添えた結果出力、というステップで完結します。コーレは今後、企業向けのカスタマイズ支援やコンサルティングを通じて、各社の業務プロセスへの最適なAI導入を支援するとしています。 
 
運用時の注意点としては、公開情報のみを扱う設計でも社内ガバナンスや利用ルールの整備が不可欠である点が挙げられます。オープンソースである利点を活かしつつ、業務フローや権限管理を整備することで、WhoisPは商談準備や採用面談、投資・M&Aの初期調査などに有用なツールになり得ます。 WhoisPは、人物調査を業務レベルで高速化する実用性を備えています。データ非保存の設計は導入ハードルを下げる要素です。 
 
詳しくは「コーレ株式会社」の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 

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