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鉄道の災害対策をDX、アプリを使って写真で危険発生状況を共有

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インフォマティクスは2022年7月29日、「ShareSnap鉄道危機管理」アプリを同日より発売すると発表しました。同アプリは、鉄道業界専用の情報共有アプリです。自然災害や事故などの危機発生時に、「写真を撮るだけ」で即時に現場の状況を情報共有できるようにします。

 インフォマティクスは、建築・設計向けのCADシステムや、GIS(地理情報システム)の開発、販売、保守サポートを行うシステムインテグレータです。国内の中央官庁、地方自治体、鉄道・高速道路、電力、金融機関、住宅メーカー、ゼネコン、設計事務所などへの導入実績があります。  同社の製品である「ShareSnap(シェアスナップ)」アプリは、現場で撮影した写真を共有することによって業務の効率化を支援することを目指し開発されました。ShareSnapには、同社の地理情報処理技術が生かされています。  近年、自然災害の広域化・深刻化・高頻度化などへ、早急な対応が課題とされています。その課題に対し、同社は今回、以下に着目しました。 1. 災害現場の位置情報と、現場の状況を正確に可視化する必要があること
2. 迅速な意思決定のため、即時情報共有が高い効果を発揮すること  そして、鉄道会社向けに「Sharesnap鉄道危機管理」発売を決定したとのことです。  ShareSnap鉄道危機管理の特徴として、以下が挙げられています。 1. 現場ですぐに使え、手軽に操作
 ・スマホで写真や動画を撮るだけで、現場情報の報告・共有が完了します。
 ・利用シーンに即した画面設計となっており、不慣れな場合や緊急事態でも、難なく操作が可能です。
 ・「電話で位置や状況を正確に伝えにくい」「通話が錯綜してそもそも電話がつながらない」といった問題も解決可能です。 2. 「写真×位置情報」に加え、追加の情報の入力や検索が可能
 ・異常状態の種類や緊急度レベルを、写真に紐付けた状態で共有することができます。
 ・情報検索機能を備えており、報告写真が多く集まってもすばやく選別可能です。
図1:「Sharesnap鉄道危機管理」画面イメージ

図1:「Sharesnap鉄道危機管理」画面イメージ

3. 普段使いから始められる災害対策DX
 ・ShareSnapは写真を撮って記録および共有するだけのシンプルなアプリです。
 ・そのため、日常点検の記録ツールとしても利用可能です。
 ・普段使いすることで、緊急事態にもスムーズな運用が可能です。
 ・ユーザーのITリテラシーの低さが原因で多機能な災害情報システムの運用がうまくいかなかった組織でも、利用の浸透を期待できます。
 ・アプリの導入に課題がある企業の場合は、インストール不要のブラウザ版も利用可能です。
 ※アプリとブラウザ版は、併用して使用することができます。  また、使い方、利用シーンとして以下が挙げられています。 ・ShareSnap鉄道危機管理を起動
・現場で写真・動画を撮影、補足情報の入力
・本部や関係部署間で現場の状況・位置などの情報を即時で共有・確認が可能
・設備点検など、写真の記録を伴う日常点検としても利用可能
図2:利用シーン(本部や関係部署間で現場の状況・位置な...

図2:利用シーン(本部や関係部署間で現場の状況・位置などの情報を即時で共有・確認が可能)

 経営層から本部と現場を一気通貫でつなぐことで、迅速な復旧計画や意思決定に役立てるなど、DX促進ツールとしても使用できるとしています。  なお、製品概要は以下の通りです。
製品概要
ShareSnap鉄道危機管理ウェブサイト https://sharesnap.jp/railway/
価格 現在発売開始に伴い、トライアルを実施中(詳しくはウェブサイトを参照)
販売方法 ウェブサイトに記載
販売店 株式会社インフォマティクス
関連リンク
株式会社インフォマティクス
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