テックジムは2022年9月28日、「おとなの学び」に関する調査結果を発表しました。どんな分野を学びたいか、自学・自習するメリットやデメリットなどを聞いています。10代から70代の全国の成人の男女 500人に聞いた結果です。
収入を上げるために学びたい分野を聞いた結果が図1です。学ぶ上で重要なことも合わせて聞いています。
via techgym.jp
1位は「プログラミング・IT」で、500人中234人(46.8%)が回答しました。2位は「語学・翻訳」(155人)、3位は「簿記・会計」(121人)という結果でした。
回答した分野を学ぶには何が重要だと考えているかを聞いたところ、1位は「自学・自習で勉強」で、500人中363人(72.6%)が回答しました。新たなスキルを身に付けるには、自分で学ぶべきと考える人が大勢を占めます。なお、2位は「実戦経験」(270人)、3位は「資格の取得」(220人)でした。
なお、自分の子供に学んでほしいスキルを聞いた結果が図2です。学ばせたい理由も聞いています。
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1位は「プログラミング・IT」(365人)、2位「語学・翻訳」(277人)、3位「簿記・会計」(160人)で、最初の質問と同じ回答順となりました。理由を聞いたところ、「将来性がある」が275人でもっとも多く、「社会に必要とされている」(264人)、「選択肢が広がる」(220人)といった回答が上位を占めました。
自学・自習で学びたいスキルを聞いた結果が図3です。
via techgym.jp
自学・自習で学びたいスキルの1位は「語学・翻訳」で23.0%を占めます。「プログラミング・IT」は18.8%でした。「プログラミング・IT」は「語学・翻訳」や「簿記・会計」と比べ、過去の学習経験がなかったり、自学用の書籍が十分でなかったりするのが、自学・自習に不向きと捉えられていると推察されます。
自学・自習のメリットは、「自分のペースで学習」できるが351人でもっとも多くなりました。一方、デメリットは「サボってしまう」が379人でもっとも多く、「質問しにくい」(239人)、「成果が分かりにくい」(164人)といった回答が続きます。
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