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体験が出会いを生み、共創の輪を広げる~日本オムニチャネル協会 2026年度の挑戦~

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DXマガジンは2026年3月18日、定例の「DX経営セミナー」を開催しました。今回のテーマは「体験が出会いを生み、共創の輪を広げる~日本オムニチャネル協会 2026年度の挑戦~」。社会の分断が深まる今、企業や個人がどのように“共創”によって新たな価値を生み出していくのか。そしてAI時代に求められる人材とはどのような存在なのか。日本オムニチャネル協会が掲げる2026年度の新たな活動方針が発表されました。

オムニチャネルの本質は「共創によって新しい価値を生み出すこと」

一般的に「オムニチャネル」と聞くと、「店舗でもネットでも同じ体験で買える仕組み」を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし日本オムニチャネル協会では、その概念をさらに広く捉えています。オムニチャネルとは単なる販売チャネルの統合ではなく、「社会や経営に存在する分断をなくし、共創によって新しい価値を生み出すこと」です。

現在、業界や企業、地域、世代といったさまざまな壁が社会を分断し、閉塞感を生んでいます。こうした課題に対し、日本オムニチャネル協会は、一企業や一個人では乗り越えられない壁を越えるための「共創の場」をつくり、次世代リーダーの育成を目指しています。

今回のセミナーには、日本オムニチャネル協会会長の鈴木康弘氏、専務理事の林雅也氏、理事の逸見光次郎氏が登壇。2026年度のテーマである「体験の共有」を軸に、AI時代に求められる「創造力」と「人間力」をどう磨くべきか、そしてその実践の場となる4つの活動プログラムについて解説しました。

日本オムニチャネル協会専務理事の林雅也氏(左)、理事の逸見光次郎氏(右)

AI時代に活躍できる人材とは?創造力と人間力を磨く「体験」の重要性

セミナーではまず、AIの普及によって人材に求められる要件が大きく変化していることが示されました。指示やマニュアルに従って動く仕事、知識や資格だけで守られている仕事は、今後AIに置き換わる可能性が高いと指摘されます。

これからの時代に必要とされるのは、ゼロから発想を生み出す「創造力」と、相手の立場に立って納得を引き出す「人間力」を持ち、AIを道具として使いこなせる人材です。日本オムニチャネル協会では毎年、歴史上の人物の言葉を引用して活動宣言を行っています。2026年度は幕末の志士である坂本龍馬の言葉が掲げられました。

「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

この言葉になぞらえ、鈴木会長から次のような方針が発表されています。
「仕事は一つということはない。​道は百も千も万もある。​それは、体験せねばわからない。​」

ネット検索や二次情報だけでは見えてこない世界があります。自ら足を運び、一次情報に触れ、体験すること。その積み重ねこそが、AI時代に必要な創造力と人間力を育むといいます。

創造力と人間力を高めるために重要なのが、次の4つのサイクルです。

  • 様々な刺激を受ける(新しい視点を見つける)
  • 人と深く向き合う(共感力を高め、多様な価値観を理解する)
  • 体験から学ぶ(実践を通じて学びを得る)
  • 自分を内省する(非日常の環境で自分の立ち位置を見つめ直す)

このサイクルを回し続けることが、AI時代に活躍できる人材を育てる鍵になると強調されました。

日本オムニチャネル協会会長の鈴木康弘氏

2026年度の挑戦を支える4つの柱、多彩な活動プログラム

続いて、これらのサイクルを実践するために設計された、2026年度の4つの柱となる主要プログラムが紹介されました。

オープンセミナー(様々な刺激を受ける)
1000名規模の「オムニチャネルDay」や変革を起こした企業を表彰する「DXイノベーション大賞」、毎月2回開催される「DX経営セミナー」を通じ、第一線で活躍する実践者の生の声から刺激と新しい出会いを得る場を提供します。

オープンアカデミー(人と向き合い多様な価値観を学ぶ)
今年度からアカデミーは「オープン化」され、全6回の連続コースとして実施されます。対象や目的に応じた4つのプログラムが用意されています。

  • スチューデントアカデミー:学生や若手社会人を対象に仕事の基本やリーダーシップを学ぶ場。
  • イノベーションアカデミー:企業内での新規事業創出に必要なイノベーション思考を学ぶ場。
  • 女性活躍アカデミー:働き方やポータブルスキル、キャリアパスを考える場。
  • セカンドライフアカデミー:人生100年時代を見据え、ミドルシニアが新たなキャリアや社会貢献を模索する場。

共創実践プログラム(体験や議論を通じて実践力を高める)
ネット上の情報ではなく、現場での一次情報に触れることを重視したプログラムです。

  • 海外体験視察ツアー:秋に北欧方面などを予定。現地のビジネスや生活を体感し、参加者同士の深い交流を生み出します。
  • 国内体験視察ツアー:春に広島、夏に四国、冬に京都などを訪問し、地元企業や商業施設を視察します。
  • 共創体験セッション:物流センターや監視センターなどを訪れ、ロジスティクス、リテール、情報システム、セキュリティ、AIの最前線を専門家とともに体感します。
  • ディスカッションテーブル:会員同士が共通のテーマについて深く議論します。テーマは「おもてなしの科学」「SaaSカオスマップの作成」「小売・サービスのセキュリティ連携」など、多岐にわたります。

交流イベント(気軽に集まり交流ができる場)
新会員向けの「協会活動の虎の巻」をはじめ、季節交流会やゴルフコンペ、女子会など、気軽に参加できる交流イベントも多数企画されています。参加者同士が肩書きを超えて交流し、信頼関係を築くことが狙いです。

「DXは人の物語」、メディア展開と共創の輪の拡大

セミナーでは、日本オムニチャネル協会の今後の展開についても紹介されました。より多くの人が参加できるよう、2026年度から会費区分を改定。企業規模に応じた支援会社の会費設定に加え、新たに個人会員を新設しました。さらに書類審査を通過した学生が無料で参加できる学生会員制度も導入し、参加のハードルを大きく引き下げています。

また協会公式メディア「DXマガジン」についても報告がありました。「DXは人の物語」というコンセプトのもと、DXの実践者に焦点を当てた記事を発信した結果、月間PVは500万PVを突破。AIの普及により、ネット上の二次情報よりも、実践者の一次情報や失敗談・苦労話といったリアルなストーリーへの関心が高まっていることが、その背景にあるといいます。

さらに、新たにYouTubeで「DXマガジンチャンネル」を開設。セミナーのアーカイブ動画などの発信を強化し、学びの機会をより広く提供していきます。

2026年度の日本オムニチャネル協会は、「体験」をキーワードに、ネット検索だけでは得られない一次情報とリアルな人間関係を生み出す場を提供します。共創の輪を広げながら、AI時代を切り拓く次世代リーダーの育成に挑戦していきます。

関連リンク
日本オムニチャネル協会
https://omniassociation.com/

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