都市と地方の新しい関わり方を後押しする体験プログラム「東日本、二地域暮らし」が2026年6月に始まります。日本航空株式会社と東日本旅客鉄道株式会社は、青森県と秋田県、山形県の6市町を含む全9団体で「東日本二地域居住促進コンソーシアム」を立ち上げ、関係人口と定住人口の創出を目指します。周遊に強い新幹線と、直線移動に強い航空を組み合わせ、参加者が自分に合った往来を実現できる点が特徴です。新幹線での往復訪問が確認できた場合、次回訪問時にJALグループの特典航空券に充当できる対象路線1往復相当のマイルが付与されます。取り組みは交通事業者の枠を超えた先導的事業として、国土交通省の事業に採択されています。地域住民と交流できる体験メニューも用意され、継続的な関係構築を支えます。
プログラムの概要と申し込み要件
対象期間は2026年6月1日から2027年1月31日で、対象地域は青森県黒石市、秋田県仙北市とにかほ市、山形県寒河江市と河北町と高畠町です。募集は2026年4月13日から4月26日まで受け付け、定員超過時は抽選、定員未満の場合は追加募集の可能性があります。結果通知は4月30日予定です。参加要件は、地域ごとに指定された最低訪問回数以上を満たし、滞在中は対象地域に宿泊することが必要です。対象期間中に東北新幹線とJALグループの対象路線を同回数利用し、申し込み時にJALマイレージバンクとえきねっとの会員であることも条件です。定員は各自治体5名または10名で、付与マイルは羽田または伊丹と青森、秋田、山形間の基本マイル数が上限です。
マイル付与条件と地域からの期待の声
マイル付与は新幹線の往復利用が確認できた場合に限られ、最低訪問回数が2回の地域では1度まで、4回の地域では2度までとなります。自治体からは、自然や温泉、伝統文化、食など多様な魅力を活用し、交流や就業体験を通じた暮らしの体感に期待するコメントが寄せられています。黒石市はりんごと温泉、中町こみせ通りや祭りの魅力を挙げ、仙北市は武家屋敷や田沢湖、乳頭温泉の価値を語ります。にかほ市は鳥海山と日本海の自然環境を背景に、アウトドアやコワーキングの環境を紹介しています。寒河江市は果樹栽培や歴史資源、河北町は食文化やアクセス、高畠町は新幹線アクセスとワイン文化を強調しています。
両社の取り組み背景と今後の展望
日本航空株式会社は経営ビジョンで関係とつながりを共創する姿勢を掲げ、マイルを活用した二地域居住支援に取り組んできました。2025年開始のプログラムでは定員の約3倍の応募があり好評としています。東日本旅客鉄道株式会社はライフスタイル・トランスフォーメーションの実現を目指し、二地域居住を通じた人の流れ拡大に取り組んでいます。今後は2027年春開始予定の「ご当地Suica」を活用し、二地域居住者を対象に独自サービスや地域の助成割引などの支援メニュー拡充を進めます。本プログラムを通して、新幹線と航空の相互利用を促し、地域の担い手不足の解消や定住と関係人口の創出を目指すとしています。
詳しくは「東日本旅客鉄道株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















