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発売8日で33万部、東野圭吾さん最後の長編に読者が殺到

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8月5日の発売から、わずか8日で4刷・累計33万部に達した。東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新刊『永遠の記憶』は、著者が7月23日に68歳で逝去した直後の刊行となった。全国の書店で品切れが相次ぐ中、15万部が急ピッチで製本されている。

発売8日で4刷、シリーズ史上最速の重版

文藝春秋は、2026年8月5日発売の東野圭吾さんによるガリレオシリーズ最新刊『永遠の記憶』が、発売直後から全国の書店で予想を大きく上回る反響を呼び、緊急大重版を決定したと発表した。

累計発行部数は33万部に到達。過去10作のガリレオシリーズ単行本と比較しても、30万部到達はシリーズ史上最速だという。現在、全国の書店で品切れが相次いでおり、15万部が加藤製本で急ピッチで製本されている。重版分は8月18日以降、順次書店に届けられる予定だ。

東野さんは2026年7月23日未明、大腸がんのため68歳で逝去した。『永遠の記憶』は生前に刊行が予定されていた著書106冊目にあたり、著者にとって最後の長編小説となった。

湯川学、誕生から30年の節目に

ガリレオシリーズは、天才物理学者・湯川学が科学的知見を武器に難事件に挑むミステリー。シリーズ第1作が「オール讀物」に掲載されたのは1996年10月で、2026年は湯川学の誕生からちょうど30年の節目にあたる。

既刊は10作。直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』や、「週刊文春ミステリーベスト10」で1位に輝いた『沈黙のパレード』など、いずれも高い評価を得てきたシリーズだ。2007年放送のドラマ版は最高視聴率24.7%を記録し、映画3作の累計興行収入は112億円を突破している。

2023年には著書100冊・国内累計発行部数1億部を突破し、同年紫綬褒章を受章。2025年の作家生活40周年に実施した人気投票では、『容疑者Xの献身』が2度目の1位を獲得していた。

最後の一冊を、書店で手に取る

品切れが相次いでいるのは、単なる話題性だけでなく、多くの読者がこの一冊を「東野圭吾の最後の長編」として手元に置きたいと感じている表れでもあるだろう。

四六判上製カバー装、定価2,310円(税込)。8月18日以降、重版分が順次書店に並ぶ予定なので、見かけたタイミングで手に取ってみてほしい。

30年続いたシリーズの節目に、著者自身がその完成を見届けられなかったことを思うと、読む前から少し胸に迫るものがある。刊行を待っていた読者の多さが、今回の重版の速さにそのまま表れているように思う。

『永遠の記憶』東野圭吾・著、文藝春秋刊、定価2,310円(税込)。発売8日で4刷・累計33万部、ガリレオシリーズ単行本として史上最速の重版ペースとなった。
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