もなかの皮を割ると、中から出てくるのはあんこではなくフィナンシェ。世田谷の洋菓子店が東京駅に持ち込むのは、そんな発想の転換だった。9月16日、グランスタ東京の地下に、ミルクとバターだけを主役にした専門店ができる。
世田谷の洋菓子店が東京駅に選んだ「専門店」という形
株式会社ラ・テールは2026年9月16日(水)、JR東京駅「グランスタ東京 地下 丸の内改札内エリア」に新店舗「Butter Milk Lab.(バターミルクラボ)」をオープンする。世田谷発の菓子ブランドとして素材本来の味わいを大切にしてきたラ・テールが、その姿勢をそのまま体現する形で立ち上げた、ミルクとバターだけに特化した専門店だ。
もなかの中でフィナンシェを焼く「モナカ・アン・ブール」
注目商品は、もなか生地の中でフィナンシェを焼き上げ、あんバターをサンドした「モナカ・アン・ブール」。パティシエ発想の一品で、和と洋を1つの菓子に詰め込んだ構成になっている。ほかにも北海道産生クリームとマスカルポーネのクリームをたっぷりサンドした「ラ・クリーム」や、世田谷の店舗で人気だった「ウ・オ・レ」をリニューアルしたプリンも並ぶ。
このプリンは、奥久慈卵の黄身、美瑛産ジャージー牛乳、オーガニックバニラビーンズ、砂糖という極限までシンプルな配合。生クリームを使わず卵の黄身だけで、低温でじっくり焼き上げることで、とろりとした食感を実現しているという。
東京駅限定という「持ち帰れない特別感」
店舗はグランスタ東京の地下、丸の内改札内エリア。営業時間は8:00〜22:00(日・祝は21:00まで)で、東京駅構内という立地上、通勤前後や新幹線乗車前に立ち寄れる導線になっている。東京駅限定ブランドという肩書きは、手土産としての説得力にもつながりそうだ。もなかとフィナンシェを組み合わせるという発想、聞いた瞬間はやや意外に感じたが、パティシエが手がけたと知ると妙に納得してしまう。























