SBIホールディングス株式会社は、戦略的資本提携先であるNovastar Venturesが運営する3号ファンドに対し、子会社を通じて2,000万米ドルの出資を実行しました。当該ファンドの名称はNovastar Ventures Africa People and Planet Fund IIIで、総額1億4千7百万米ドルで最終クローズしています。Novastarは2014年設立のアフリカ最老舗かつ最大級のベンチャーキャピタルとされ、両社は2023年11月に戦略的資本提携契約を締結しています。提携以降、SBIホールディングス株式会社はアフリカの有力企業への直接投資を進め、ケニアとルワンダでEVバス事業を展開するBasiGoや、エジプト最大の家庭向け総合型ECプラットフォームBreadfastへの共同投資を成立させています。今回の出資は、アフリカの人口動態と気候変動対応を踏まえた成長分野に、機関投資家として関与を深める動きの一環です。資金面に加えて日本とアフリカの事業ネットワークを結ぶ役割も担い、投資の実装力を高める狙いが示されています。
ファンドの概要と投資テーマ 人と地球の双方に資するテクノロジー企業を支援
当該ファンドは、アフリカの人口増加や都市化の進展、気候変動対応といった社会課題を背景に、人と地球の双方にとって持続可能な成長を実現することを目的としています。投資対象はPeople and Planetの観点で価値をもたらすテクノロジー企業であり、すでに投資活動は本格化しています。具体的には、ナイジェリアを代表する急成長中のECプラットフォームChowdeckや、ケニアでUberと独占提携し電動バイク網を展開するGreenwheelsなどへ出資が完了しています。資金提供を通じてデジタルプラットフォームとクリーンモビリティの両面で産業変革を後押しする狙いがあります。総額1億4千7百万米ドルという規模は、アフリカの成長機会に対する国際的な資本の関心が集まっている状況を映しています。SBIホールディングス株式会社の参画により、案件の組成や共同投資の可能性が広がり、事業拡大のスピードが高まることが期待されます。
日本からの大規模参画を実現 SBIホールディングス株式会社が橋渡し役を担い機関投資家が結集
SBIホールディングス株式会社は自らの出資に加え、日本とアフリカの橋渡し役を担うことで、日本の主要な機関投資家や事業会社の当該ファンドへの参画を実現しました。具体的には株式会社三井住友銀行、独立行政法人国際協力機構、三菱商事株式会社、株式会社商船三井などが出資参画しています。これによりファンド全体に占める本邦投資家の割合は主要な比重を占めるに至りました。アフリカ向けファンドに対する日本からの資金参画として極めて大規模な事例であり、資本の供給源が多様化したことは投資先の事業拡大やガバナンスの強化にもつながります。日本企業の参加は事業連携の機会を増やし、調達網や販売網の開拓にも寄与する可能性があります。SBIホールディングス株式会社が機関投資家の意思決定を促し、ファンドのクローズに向けた資金調達の推進役を担った点は注目されます。
提携の進展と個別案件の進捗 直接投資とファンド投資の両輪で成果を創出
SBIホールディングス株式会社は2023年11月の戦略的資本提携以降、アフリカの有力企業に対する直接投資を実行してきました。ケニアおよびルワンダのEVバス事業BasiGoや、エジプトの家庭向け総合型ECプラットフォームBreadfastへの共同投資は、その成果として位置付けられます。今回のファンド出資は、直接投資とファンド投資を組み合わせ、カバレッジの拡大と投資効率の向上を図る枠組みです。ファンド側ではChowdeckやGreenwheelsへの出資が進み、分野横断でのポートフォリオ形成が進展しています。これにより、消費者向けデジタル、モビリティ、サステナビリティ関連の分野で相互補完的な波及効果が期待されます。SBIホールディングス株式会社は引き続き協業を拡大し、投資と事業開発の循環を強める方針です。
今後の展望 成長性と社会的意義を両立する投資機会の創出へ
SBIホールディングス株式会社は、Novastarとの協業を継続しながら、日本とアフリカの投資および事業ネットワークの橋渡しを担う考えです。アフリカにおける持続可能な成長とスタートアップエコシステムの発展に資する投資機会の創出に取り組み、People and Planetの観点で成果を積み上げる方針です。ファンドの最終クローズが完了したことで、資金供給と投資執行の両面でスピード感のある取り組みが可能になります。協業体制のもとで共同投資や事業連携の機会が広がり、社会課題の解決に資するテクノロジーの実装が加速すると見込まれます。SBIホールディングス株式会社は資本とネットワークを活用し、アフリカ市場での事業価値と社会的価値の同時実現を目指す姿勢を明確にしています。今後も同社は、投資を通じてサステナビリティと経済成長の両立を後押ししていく見通しです。
詳しくは「SBIホールディングス株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















