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【DX人材・教育】経産省「DSS 2.0」改訂に即応、データガバナンスが組織の共通言語に

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AIが一気に広がる中、何から整えるべきか。経済産業省が「デジタルスキル標準ver.2.0」を公表しました。ポイントはデータの整備を担う新しい役割づくりと、ビジネスを変える人材の再整理です。学ぶべきこと、採用や育成で見るポイントがより明確になりました。いつ、誰が、何を変えたのかを要点だけで追います。

何が新しくなったのかが一目で分かる3点

経済産業省は、働く人の学びと企業の人材育成の道しるべとして「デジタルスキル標準」を整えています。中身は二つです。全員に必要な基礎を示す「DXリテラシー標準」と、DXを前に進める専門人材の指針である「DX推進スキル標準です。初版は2022年12月で、その後も2023年8月、2024年7月と見直しが続き、今回2026年4月にver.2.0が出ました。背景にはAIの進化とデータ活用の重要性の高まりがあります。組織全体の変革が必要になり、役割とスキルの見直しが行われました。

一つ目は「データマネジメント」の新設です。AIを活用する土台として、データを整え、社内で回す仕組みを担う類型を加えました。中に「データスチュワード」「データエンジニア」「データアーキテクト」の3つの役割があります。従来「データサイエンティスト」側にあったデータエンジニアはここに移りました。これで、データの品質管理や基盤設計などの担当がはっきりしました。合わせて、AIの実装や運用、AIガバナンスに関するスキルも共通スキルとして追加されています。

二つ目は「ビジネスを変える人」の再整理です。個別プロジェクトだけでなく、事業モデルの変革を進めるため、従来の3つの役割を見直しました。新たに「ビジネスアーキテクト」「ビジネスアナリスト」「プロダクトマネージャー」の3つに再定義しました。新規事業、既存事業の高度化、社内業務の効率化を横断して動ける体制にします。

三つ目はデザイン領域の見直しです。デザイナーの活躍範囲を整理し、コミュニケーション領域に特化した「コミュニケーションデザイナー」を設定しました。関係者の連携や共創を促す「デザインマネジメント実践スキル」も強化し、スキルの追加や補足資料の拡充が行われました。さらに、全体の共通スキルリストを更新し、各役割に必要なスキルの重要度も見直しています。

今後は、関係省庁や民間と連携して普及を進めます。学習ポータルの「マナビDX」では、研修事業者のコンテンツを「DX推進スキル標準」と結びつけて見える化しています。独立行政法人情報処理推進機構は「デジタル人材スキルプラットフォーム」を整備中です。ここでは個人のスキル情報を「デジタルスキル標準」と結びつけて蓄積し、見える化します。個人が目標に沿って学び続けられる環境を整え、デジタル人材が活躍できる社会をめざします。

今回の改訂は、AI時代の基盤づくりを前に進める整理です。データ、役割、スキルをそろえることで、学びと仕事のつながりが強くなります。まずは自組織の役割名とスキル要件を、今回の標準と照らして確認することが有効です。

見解として、データマネジメントの独立はAI活用の安定運用に効きます。学習基盤とスキルの可視化は、採用から育成までの一貫性を高めます。

詳しくは「経済産業省」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部

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