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クマ激増で環境省が初指針!「クマ撃退スプレー」の正しく選ぶための推奨スペックと安全対策

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クマによる人身被害が増加する中、環境省がクマ撃退スプレーの性能に係る推奨要件を示しました。規格がない国内市場で性能や品質がばらつく状況を受け、表示や噴射性能、安全装置などの基準目安を整理しています。消費者庁、独立行政法人国民生活センターとともに一般向け注意喚起資料も作成され、選び方や保管、使用時の留意点が具体化されました。令和七年度は出没情報、人身被害、死亡者数が統計開始以降で過去最多となり、令和八年度も出没が多い状況です。スプレーは近距離遭遇時の一時的抑止を目的とし、事前噴射は推奨されません。購入や携行の実務に直結するポイントが整理されています。

推奨要件のポイントと表示の目安

推奨要件では有効成分の表示としてカプサイシン・関連カプサイシノイドのCRC濃度をパーセントで示すことを求め、目安は1.0〜2.0%で小数点第一位までの表示としています。噴射性能は常温無風条件で噴射距離7.5メートル程度以上、噴射時間6秒程度以上の両立を重視しています。噴射パターンは円錐状に広がる霧状が望ましく、空気中に滞留しやすい微細粒子の噴射を評価し、棒状の液流タイプは非推奨とされています。噴射機構はクマから目を離さずに方向を判別できる構造が望まれ、安全装置は歩行中の振動などでは外れず使用時はすぐ外せるセーフティクリップ等が求められます。使用期限の設定と表示、性能や取扱い、保管や廃棄の注意事項などをパッケージに明記することを求めています。総合的に満たす設計が重要で、個別適合のみで優劣は判断できない点も明記されています。

テスト結果が示す製品差と選定時の留意点

共同テストではクマ撃退スプレー12製品の噴射性能を確認し、噴射距離は最小3.5メートルから最大10メートル以上、噴射時間は約2秒から約37秒まで差がありました。噴射パターンは霧状6製品、棒状3製品、霧棒混在3製品で、内容量は約40グラムから約225グラムでした。噴射機構はトリガー式7製品、ボタン式5製品で、安全装置は全製品に搭載され、タイプはセーフティクリップやキャップなどが確認されています。専用携行用ケースは有無が半々で、取り出しやすさや落下リスク低減の観点から専用品の活用が望ましいとされています。購入時はクマ用かつ撃退用であること、表示の確認、噴射距離や時間の明記、有名製品の模造や紛らわしい表示への注意が必要です。使用場面を想定し、必要情報を販売者に確認することが有効です。

保管と携行、使用時の安全対策

安全装置は必要時以外外さないこと、高温環境を避けること、子どもやペットの手足が届く場所に置かないことが求められます。市街地や人の多い場所、公共交通機関では取り出しを避け、必要なとき以外は持ち歩かないことが重要です。航空機への持込みや預け入れは航空法で禁止されており、廃棄は中身を使い切って自治体ルールに従います。皮膚や目に付着した場合は大量の水で洗い流し、痛みが引かない場合は医療機関を受診します。使用時は取扱説明書に従い、期限内製品を用い、使いかけは原則避けます。クマとの距離はおおむね5から10メートルを確保し、風上から顔面を狙って噴射すること、冬季のガス圧低下で距離が短くなる点への留意が必要です。実射を想定した操作練習や練習用スプレーの活用が推奨されています。

詳しくは「環境省」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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