95歳になった今も現役の和の鉄人がいる。道場六三郎氏が手がける「日比谷ろくさん亭」が、9月11日にオープンする。名店「そばがみ」の技を受け継ぐというその一軒には、半世紀を超えて磨かれた技がどう息づいているのか。
9月11日オープン、名店「そばがみ」の技を継ぐ新業態
道場六三郎氏が立ち上げた株式会社eatopiaホールディングスは、新業態「日比谷ろくさん亭」を2026年9月11日(金)にオープンする。
同社は東京ミッドタウン日比谷の開業に合わせ、そば処「そばがみ」を出店してきた実績を持つ。今回の新業態は、その「そばがみ」で培われた技術を受け継ぐ形で立ち上げられるという。
道場六三郎氏は1931年、石川県生まれ。フジテレビ「料理の鉄人」で「和の鉄人」として脚光を浴び、お茶の間に広く名を知られる存在になった料理人だ。
1971年開店の「銀座ろくさん亭」から半世紀超
道場氏は1971年に「銀座ろくさん亭」を開店し、以来半世紀以上にわたって銀座の地で和食を提供し続けてきた。2005年には卓越技能賞「現代の名工」を受賞している。
95歳という年齢になった今なお新業態の立ち上げに関わり続けている点は、単なる「老舗の看板」にとどまらない現役感を物語っている。伝統と未来の境界線を超える「みちば和食」というコンセプトは、新店にも受け継がれる見通しだ。
eatopiaホールディングスは、定番メニューに加えベジタリアンやグルテンフリー対応のラーメン開発にも取り組むなど、伝統技術と新しい食のニーズを両立させる姿勢を打ち出している企業でもある。
半世紀の技が、日比谷の新しい一軒に集約される
「和の鉄人」という肩書だけで語られがちな道場六三郎氏だが、95歳にして新業態をオープンし続けるという事実そのものが、すでに一つの見どころと言っていい。
そばの名店で磨かれた技術が、どのような形で新店のメニューに落とし込まれるのか。開店直後は特に、初日ならではの緊張感と気合いの入った一皿に出会える可能性が高い。
日比谷という立地は、オフィス街と観劇・観光の動線が交わるエリアでもある。仕事帰りの一杯にも、少し特別な日の食事にも使える立地条件は、新業態の追い風になりそうだ。























