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100万量子ビット級を目指す!三菱電機が量子計算機の大規模化に向け研究開始

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三菱電機株式会社は、NEDOの公募事業において「多量子ビット制御レーザーシステムの研究開発」と「大規模超伝導量子コンピュータのための超小型多連低雑音増幅器モジュール開発」の2件が採択され、量子コンピューターの大規模化に向けた研究開発を開始しました。量子コンピューターは医療や創薬、金融、物流、エネルギーなどで大規模シミュレーションや最適化を可能にする技術として注目され、処理能力と計算精度の大幅な向上が求められています。量子ビットはノイズに弱く、エラー訂正を前提とした100万量子ビット級への拡張が重要課題とされるなか、同社は中性原子型、イオントラップ型、超伝導型の複数方式に対して、制御の要となるシステムとコンポーネントを開発します。具体的には、加工機用レーザーやFPGAによる低遅延制御の知見を生かし、中性原子およびイオントラップ向けに高出力で高安定なレーザーシステムの開発を進めます。さらに、マイクロ波IC技術を活用し、極低温で動作する超小型多連低雑音増幅器モジュールを開発し、超伝導量子ビット制御の高度化を図ります。これにより、原子やイオン、超伝導量子ビットの同時制御数を拡大し、量子コンピューターの大規模化を実現する狙いです。

取り組みは、国立研究開発法人産業技術総合研究所など量子コンピューティング分野の研究機関と連携し、実用化に向けた技術検証を推進します。同社は本開発成果を基に国内外の機関と実証を進め、2030年代に見込まれる100万量子ビット級の実現と実用化への貢献を掲げています。2040年以降はデータセンターでの活用拡大を見据え、さらなる大規模化に取り組む計画です。プレスリリースに示されたプロジェクト体制は、三菱電機株式会社が代表機関を務め、協力機関として国立研究開発法人産業技術総合研究所などが参画します。複数方式に共通する基盤技術の強化を通じ、量子計算の信頼性向上と運用規模拡大の同時達成を目指す点が特徴です。実務面では、関係企業はレーザー制御、FPGA、極低温マイクロ波など周辺技術の要件整理と検証環境の整備を前倒しで進めることで、実証連携の機会創出につなげられます。

詳しくは「三菱電機株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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