転職エージェントに相談した際、「今は転職しない方がいい」と言われたら、どう感じるでしょうか。
ITエンジニアを対象とした調査では、転職を勧めない助言をするエージェントに対し、85.3%が「信頼できる」と回答しました。
ITエンジニア向け転職支援サービス「キッカケエージェント」を運営する株式会社キッカケクリエイションは2026年10月27日、「転職を勧めない助言」に対する意識調査の結果を発表しました。
調査は2026年8月22日から9月6日にかけて、直近3年以内に転職エージェントへ相談のみ行い、求人紹介や応募を経験していない20~39歳のITエンジニア150人を対象に実施されました。
85.3%が「転職を勧めないエージェントは信頼できる」と回答
調査では、自分にとって転職しない方がよいと判断した場合に、転職を勧めない助言をするエージェントを信頼できるか尋ねました。
その結果、「非常にそう思う」が21.3%、「ややそう思う」が64.0%となり、合計85.3%が肯定的に回答しました。
信頼できると考える理由では、「売上だけを目的にしていないと感じるから」が55.5%で最多。「入社後のミスマッチや早期退職を防げるから」が39.1%で続きました。
転職を成立させることだけでなく、相談者の状況に合わせた助言が評価されていることがうかがえます。
実際に助言を受けた人の67.2%が「信頼が高まった」
転職を見送る方向の助言を受けた経験がある125人に、担当者への信頼がどう変化したか尋ねたところ、「信頼が大きく高まった」が8.8%、「信頼がやや高まった」が58.4%でした。
合計67.2%が、助言を受けたことで担当者への信頼が高まったと回答しています。
また、転職相談時の目的では「自分の市場価値を確認したかった」が34.7%で最多。「良い求人があれば転職するつもりだった」が20.0%、「情報収集だけを目的としていた」が18.0%と続きました。
一方、「転職することを決めていた」は0.7%にとどまりました。
今回の調査対象者では、転職を決める前の情報収集やキャリアの確認を目的とした相談が多いことがわかります。
エージェントの評価は「転職件数」より「入社後の満足度」?
転職エージェントの担当者を評価する際に取り入れてほしい指標では、「入社後のフォローの満足度」が53.3%で最多でした。
次いで「本人が希望したキャリアの実現度」が41.3%、「入社後の定着率」が30.7%となりました。
一方、「転職を決定した人数」を挙げた人は4.0%でした。
さらに、エージェント側に必要な仕組みとしては、「転職の決定件数だけで担当者を評価しない」が54.0%で最も多く、「転職を勧めない理由を明確に説明する」が38.0%で続きました。
今回の結果からは、転職を成立させた件数だけでなく、相談者が納得できる説明や、入社後を見据えた支援を重視する意識がうかがえます。
転職するかどうかを含めて相談できることが、エージェントへの信頼につながる一つの要素となっているようです。
詳しくは、「株式会社キッカケクリエイション」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















