アサヒビールは全国のスーパーなどで「スーパードライ」135ミリリットル缶の無料配布を開始しました。親会社のアサヒグループホールディングスが2025年9月にサイバー攻撃を受け、ビールなど酒類の出荷が滞っていた状況の復旧に合わせて実施する取り組みです。全国約700店舗で合計32万本を配る計画で、消費者や関係者に感謝を伝えるキャンペーンと位置づけています。配布対象の「スーパードライ缶135ml御礼デザイン缶」は2日に配布を開始し、缶の裏側に感謝のメッセージをあしらいました。東京都内のスーパーでは10日に無料配布イベントが行われました。復旧フェーズの節目にあわせた実施で、店舗現場でのコミュニケーション強化につなげます。
10日に都内の配布イベントへ参加したアサヒビールの松山一雄社長は、感謝の気持ちを言葉だけでなく行動で伝え、信頼される企業として再始動し反転成長に取り組むと述べました。御礼デザイン缶の配布は、出荷停止の影響を受けた小売や物流の関係者、購入機会を待った消費者への謝意を具体的に示す手段です。全国規模での展開により、地域間の機会差を抑えながらメッセージを届けます。限定デザインを採用することで、手に取る体験を通じて企業姿勢を直接伝える工夫が見られます。配布は在庫状況により早期終了の可能性があるため、店舗での案内に沿った行動が有効です。現場での体験価値の向上とともに、ブランドの再始動を印象づけます。
サイバー攻撃については、アサヒグループホールディングスが2025年に「Qilin」を名乗る組織からランサムウエア攻撃を受け、システム障害が発生しました。この影響でビールなど酒類の出荷が一時できなくなりましたが、2026年2月には物流供給がほぼ正常化し、4月には全商品の出荷が正常化する見通しです。
レポート/DXマガジン編集部 權






















