高速かつ低コストでの大規模利用を想定したGPT-6.1 Terraが提供開始されました。詳細な視覚的推論、正確なコンピュータ操作、自然で明瞭な文章生成を特徴とし、提案書作成や技術図面の解釈、書類記入や動画編集まで幅広い業務を支援します。標準API価格は従来モデルより大幅に低減され、スピード、機能、コストの最適バランスを打ち出しています。モデルファミリー内ではコストインテリジェンスを強化し、大量処理の自動化に実用的な水準を示しています。ChatGPT WorkおよびCodexの各プランでも適用範囲が拡張され、同一の使用制限下でより多くのタスクをカバーできることが案内されています。
視覚理解とコンピュータ操作の性能
プロフェッショナルなタスクを想定したAgents’ Last Examで、GPT-6.1 TerraはGPT-5.6 Terraより15ポイント高いスコアを記録し、コストは約3分の1とされています。トークンあたりの価格はGPT-6 Astraの10分の1で、同等の性能を示したとされます。最大努力条件では、Claude Opus 5.5に比べて3倍以上のトークン効率、価格は4分の1、タスクあたりコストは約9分の1という結果が示されています。処理速度も大きく改善し、GPT-6 AstraやGPT-6.1 Solより3倍以上速い完了速度が報告されています。OSWorld 2.1のオフラインセットでも、タスクあたりコストを抑えつつGPT-5.6 Terraの最高スコアを上回る結果となりました。MMMU-Proの視覚推論でも、全設定でGPT-5.6 Terraを上回り、上位モデルに匹敵するスコアを低コストで達成しています。
事実性とコーディングの進歩
社内ベンチマークでは、エラーを誘発するプロンプトに対する低負荷条件のエラー率が53.6パーセントから16.7パーセントへ約37ポイント低下したと説明されています。最大負荷では4.3パーセントまで低下し、上位モデルとほぼ同等の水準です。Terminal-Bench 4.0では、最大推論時に50.3パーセントのタスク解決率を示し、GPT-5.6 Terraの21.5パーセントを大きく上回りました。科学領域のTerminal-Bench-Science 0.1でも、GPT-6.1 Solを低コストで上回り、Claude Opus 5.5に5ポイント差まで迫ったとされています。これらの結果は、コマンドラインでのデバッグやフロントエンド修正、研究タスクの自動化における生産性向上を示す材料となります。安全性面でも、サイバーセキュリティの基準を満たし、GPT-6シリーズで強化されたアライメントとプロンプトインジェクション耐性を継承しています。
価格と提供状況
本日から、GPT-6.1 TerraはChatGPT WorkおよびCodexのPlus、Pro、Enterprise、Eduユーザーで利用可能になりました。開発者はAPIでも利用でき、モデル名はgpt-6.1-terraです。標準API料金は、入力トークン100万あたり1ドル、キャッシュされた入力トークン100万あたり0.05ドル、出力トークン100万あたり5ドルです。これにより、請求書の読み取りから会計ソフトへの入力など、大量処理の自動化を低コストで進めやすくなります。導入にあたっては、対象タスクのコスト試算と既存モデルとの差分評価を行い、必要な推論設定でのスループットと精度の両立を検証することが有効です。モデル切り替え時は、ガードレールとログ設計を維持し、エラー率や速度の計測指標を事前に整備すると効果検証がしやすくなります。
詳しくはOpenAIの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















