三菱UFJ信託銀行株式会社は「三菱UFJトータルリワードレポート11月号」を公表しました。本号では、2025年度に決算を迎えた上場企業を対象とした退職給付の積立状況、人材マネジメントに資するマネジリアル・コーチング、企業年金の見える化の活用について要点が示されています。退職給付の集計では、積立比率が117.5%に達し、前年度比で14.7ポイント上昇しました。割引率の平均は2.22%と前年度の1.41%から上昇し、数理計算上の差異は合計で5.9兆円の利益が発生しています。退職給付債務由来の利益は2.9兆円で、退職給付費用の合計は前年度から減少しました。これらの結果は、日経メディアマーケティング株式会社のデータベースを用いた集計に基づき、上場企業全体の傾向として示されています。制度運営では、積立状況と費用動向を合わせて把握し、評価指標や説明資料を定期的に更新することが重要です。
人的資本経営の実践に向けては、現場の管理職が経営戦略と人材戦略を日々の行動に結びつける役割を担うとされています。トータルリワードは四つに分類され、成長機会や承認、働きがい、安心感などの非金銭報酬の多くは現場管理職の関わりを通じて提供されます。マネジリアル・コーチングでは、1on1やフィードバックを通じて、部下が経験を振り返り学びを言語化し次の行動を考えることを支援します。あわせて、対話の時間の確保、必要なスキルの習得、相談や学習の機会、上位者の支援などを組織として整備することが重要です。企業年金の見える化については、他制度との比較で自制度の特徴や論点を把握し、ポートフォリオ分析や年金ALMなどを追加実施することで背景や将来影響を明確化できます。分析結果は関係者間で共有し意思決定に結びつけるとともに、自制度の特徴や価値の発信、対応後の効果検証や定期的な確認に活用することが実務上のポイントです。
詳しくは「三菱UFJ信託銀行株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















