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品川プリンスホテルが新型ロボット導入、従来比2倍の荷物を積めるデリバリーロボットを配備

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西武・プリンスホテルズワールドワイドは2023年7月4日、自立走行型のロボットを導入すると発表しました。東京都港区にある品川プリンスホテル Nタワーでデリバリ―用ロボットを7月7日より運用開始します。宿泊者の利便性を高め、サービス品質向上を図ります。

 品川プリンスホテル Nタワーでは2017年10月より、デリバリー用ロボット「Relay(リレイ)」を運用してきました。今回、「Relay」の新型機を導入。7月7日より運用を開始します。なお、Relayの新型機導入は日本で初めてとのことです。

新型機はこれまで同様、客室に荷物を届けるデリバリーサービスの用途で使われます。従来モデルの2倍の積載容量(41リットル)を備えるほか、宿泊者とコミュニケーションを取る機能も装備します。非接触型のプライバシーに配慮したデリバリーサービスを通して、品川プリンスホテルは宿泊者の滞在価値向上を図ります。より記憶に残る体験創出も目指します。

図1:障害物や人を回避しながら移動する

図1:障害物や人を回避しながら移動する

 ロボットによるデリバリーサービスの流れは次の通りです。
1.滞在中に必要なアメニティなどを客室内の電話でオーダー
2.ホテルスタッフが「HARRY」に荷物をセット
3.「HARRY」がロビーを出発・エレベーターも自動搭乗(障害物や人を回避しながら移動)
4.客室内の電話で到着をお知らせ・お荷物のお渡し
5.ロビーに戻り自動充電
図2:荷物の受け渡しをサポート

図2:荷物の受け渡しをサポート

 新型機はRelay Roboticsが手掛けるロボットで、ホスピタリティやヘルスケア、商業不動産などの分野でスタッフを補完する用途で使われています。これまでに100万件以上の配送を完了し、現在も世界中で1日に数百件の配送を続けていると言います。

西武・プリンスホテルズワールドワイドを含む西武グループは、もともと得意とする人の移動、モノや場所を用意するハード面の強みにデジタルを融合し、顧客に新たな価値を提供することを目指します。今後もDX戦略を推進していく考えです。

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