チェッカーサポートは2022年8月30日、店舗の接客にアバターを使用する実証実験開始を発表しました。VR店員を使って遠隔から接客するシステムを活用します。沖縄県の那覇空港のギフトショップで実験を開始します。
実証実験を実施するチェッカーサポートは、レジの接客や免税店業務など、店舗運営やセールスプロモーションの業務委託で実績を持つ企業。今回、VRソリューションを活用し、アバターを使った遠隔での接客の有効性などを検証します。
使用するVRソリューションは、kiwamiの「xR Cast HoloPhone」。アバターを使ったリモート接客を支援するシステムで、音声だけでなく画像や動画を駆使して顧客への各種案内を可能にします。ソリューションを導入する店内にはタブレット、運用するオペレータ側にはPCを用意するだけで利用できるのも特徴です。最短1週間でリモート接客を始められるといいます。
今回の実証実験は沖縄の那覇空港内にあるギフトショップ「ハイビ売店」で実施します。来店者は画面上に表示されるアバターに向かって話すことで、セルフレジの操作方法や支払い方法などの説明を受けられます。実際には遠隔にいるチェッカーサポートのスタッフと会話し、適切な回答を得られる仕組みです。チェッカーサポートでは、来店者の声を収集することにも取り組む予定です。
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