MENU

ニュース

安さより“最高の思い出”を選ぶ! シンガポール大人気&長距離路線で高級ホテルが選ばれている令和の旅心理

  • URLをコピーしました!

今年の夏休み、どこへ出かけるかもう計画を立てましたか。継続する物価上昇や円安、燃油サーチャージの高騰が家計に影を落とす中、人々の旅行マインドにはある驚くべき変化が起きています。長距離の海外旅行ではむしろ贅沢さを徹底的に追求する層が急増している一方、国内ではその時期しか味わえない伝統イベントを狙うツアーが熱い支持を集めています。最新の予約動向から見えてきた、2026年夏の旅のトレンドを徹底解剖します。

長距離路線はビジネスクラスが席巻?円安の中で二極化する海外旅行のラグジュアリー志向

株式会社阪急交通社がまとめた2026年の夏休み期間(7月15日〜8月31日出発)の旅行予約動向によると、海外旅行の予約人数は前年同期比98.0%と、一部の中東情勢の影響を受けつつも底堅い需要を維持しています。出発日のピークは8月7日(金)がトップです。方面別ではヨーロッパが引き続き大きなシェアを占めて高い人気を誇るほか、台湾や韓国などの近隣アジア圏が堅調に推移しています。特にシンガポールやマレーシアは前年を大きく上回る伸びを見せており、物価高・燃油高のなかでも、海外旅行先として選ばれる傾向にあります。

一方で、定番のハワイや北米、オーストラリア、中南米といった長距離路線も前年から大きく伸長しています。ここで特徴的なのが、長距離路線におけるビジネスクラスの利用率の高さです。中南米や北米へのツアーでは、実に出発客の4名に1人がビジネスクラスを選択しており、宿泊施設もハイグレードな高級ホテルを利用するプランが好まれています。旅費全体が高騰する逆風のなかだからこそ、せっかくの長期休暇であれば移動も滞在も妥協せず、特別なラグジュアリー体験に投資したいという消費者の強いこだわりが顕著に現れています。なお、前年同期比の伸び率ではオーストラリアが第1位を記録しました。

前年比103パーセントで推移!ブルーインパルスや伝統の夏祭りに沸く体験型国内ツアー

国内旅行の予約人数は前年同期比103.0%と、前年を上回る好調ぶりを見せています。こちらの牽引役となっているのが、日本各地の伝統的な夏祭りや大迫力の花火大会といった季節のイベントを目的とした「体験型ツアー」です。出発日のピークは8月2日(日)が1位となっています。方面別の人気では北陸・甲信越エリアがトップとなり、日本三大花火の一つである「長岡まつり大花火大会」や、雄大な大自然を巡る「立山黒部アルペンルート」のツアーが人気を集めています。また、青森ねぶた祭や秋田竿燈まつりを効率よく回る東北夏祭りツアーも好調な推移を維持しています。

前年からの伸び率で第1位に輝いたのは四国エリアです。航空自衛隊「ブルーインパルス」の展示飛行が予定されている「小松島港まつり2026」への日帰りツアーや、高知の「よさこい祭り」、徳島の「阿波踊り」の観覧席を組み込んだプランが爆発的な人気を博しています。このほか、近畿エリアにおける淡路島や岡山への手軽な日帰りバスツアー、北海道での温泉とグルメの王道プランなど、限られた日程や予算の中でも「その土地、その時期でしか味わえない本物の体験」を求める動きが活発化しています。

見解として、物価高や円安が継続する厳しい環境下において、海外旅行の高級志向と国内旅行の体験型シフトが同時に進行している現象は、消費者の「旅への費用対効果」の捉え方がシビアに変化している証左です。 単に予算を削った安い旅を選ぶのではなく、移動の快適さや特別なイベントという確実な「価値」に対してスマートに資金を投じる傾向は、今後の観光ビジネスや体験型コンテンツの企画において極めて重要な指針となるでしょう。

詳しくは「株式会社阪急交通社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 戸田

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる