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「折り返したら自動音声…」あの長い番号入力を1秒で自動化する連絡先の隠しワザ

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企業のカスタマーセンターや役所の窓口、あるいは宅配便の自動再配達受付。「お電話ありがとうございます。音声ガイダンスに従って番号を入力してください」という自動音声(IVR)に、毎度のようにイライラさせられた経験はないでしょうか。

スマホを耳に当てていたのに、わざわざ顔の前に戻して画面を点灯させ、キーパッドを開いて「1」を押す。するとまた「では、次に9桁の会員番号とシャープを押してください」と言われ、長い数字を間違えないようにトントンと打ち込む……。

この、ガイダンスをじっと待って手入力する時間は、現代のビジネスにおいて完全な「時間泥棒」であり、強烈なプチストレスです。

自動音声の指示を待って、慌てて指を動かすのはもう終わりにしましょう。実はスマートフォンの連絡先機能には、「電話がつながった後、指定した秒数だけ待ってから、後ろの番号を自動で勝手に入力してくれる」という魔法のようなコマンドが標準搭載されています。今回は、自動音声の壁を1秒で突破する「ポーズ(一時停止)ダイヤルハック」を解説します。

電話番号の途中に「カンマ」を打つだけでスマホが自走する

なぜ、スマホが自動音声に対して勝手に番号を入力できるのか。理由は、国際的な電話規格として認められている「ポーズ(一時停止)」という隠しコマンドを番号の間に挟むことができるからです。

やり方は驚くほどシンプルです。電話番号の後ろに、「カンマ( , )」を打ち、続けて自動音声の後に打ちたい番号を入力して連絡先に登録するだけです。

  • ハックの仕組み: 03-XXXX-XXXX , 1 , 23456789 #

この「カンマ( , )」は、スマホのシステムに対して「電話がつながった後、自動音声が始まるまで『2秒間待て』」という命令を意味します。カンマを2つ並べれば4秒待ちになります。

これをしておくだけで、あなたが電話をかけた瞬間、スマホは自動音声が流れるのを先回りして計算し、人間の代わりに「1」や「会員番号」「#」を完璧なタイミングで勝手にダイヤルしてくれるのです。

実践:「自動ダイヤル」の登録手順

よくかけるサポートセンターや、何度も利用する再配達の番号をスマホに登録する具体的な手順です。

  • 【ステップ1:連絡先アプリで番号の後ろにカンマを入れる】 スマホの「連絡先(アドレス帳)」アプリを開き、新規登録または編集画面に進みます。電話番号を入力したら、キーパッドの切り替え(iPhoneなら左下の「+*#」キー、Androidなら「記号」キー)を押し、「ポーズ(または , )」ボタンをタップします。
  • 【ステップ2:続けて、ガイダンス用の番号を入力する】 番号の後ろに「 , 」が表示されたら、続けて自動音声のメニュー番号(例:『1』)を打ちます。さらにその後に会員番号などを打ちたい場合は、もう一度「 , 」を挟んでから番号を打ち、最後に「 # 」を入力して保存します。
  • 【ステップ3:あとは、ワンタップで発信するだけ】 登録が完了したら、次回からはその連絡先をタップして電話をかけるだけです。画面を見て操作することなく、耳にスマホを当てているだけで、勝手にトントンと電子音が鳴り響き、最短ルートで目的の窓口へとつながります。

「待つ時間」と「作業」をシステムにアウトソーシングする

自動音声のガイダンスを毎度律儀に最初から最後まで聞き、指示通りに指を動かすのは、人間の貴重な脳のメモリと時間の無駄遣いです。「決まりきった手順の入力」であれば、最初からそのルートをスマホの連絡先に記憶させておけばいい。これこそが、道具を飼い慣らすということです。

現代の「個人DX」の本質は、劇的な最新ツールを追うことではなく、「日常に潜む『じっと待つだけの不毛な数秒』をテクノロジーの裏技で先回りして削ぎ落とすこと」にあります。

一度この「カンマ」を連絡先に仕込んでしまえば、毎回の電話が驚くほど滑らかでスマートになります。 「あの自動音声の入力、いつも面倒だな……」と感じていた窓口がある方は、ぜひ今すぐ連絡先を開いて、番号の後ろに魔法のカンマを打ち込んでみてください。スマホがあなたの代わりにテキパキと仕事をこなす快感を、耳元で実感できますよ!

レポート/DXマガジン編集部 茂木

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