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挑戦を当たり前と捉えて習慣化せよ

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挑戦する姿勢を持ち続けるのは難しいもの。誰もがこう思いがちです。しかしこれは間違いです。挑戦は習慣にすることで当たり前になります。ここでは、継続して挑戦するために必要な心構えについて考えます。【週刊SUZUKI #69】

新たな課題に挑み、難題を克服したときに人は成長します。課題が難しければ難しいほど、壁が高ければ高いほど、乗り越えたときに大きな飛躍を遂げられます。長い人生を成長し続けるためには、課題に挑戦することを繰り返し、何度も壁を乗り越える機会を得ることが大切です。

しかし、すべての挑戦が必ずしも成果をもたらすとは限りません。時には失敗することだってあります。「自分には無理だ」「挑戦すること自体無謀だ」などと後ろ向きな考えになり、挑戦を諦めてしまうことさえあるでしょう。しかし、失敗してよいのです。挑戦した上での失敗はあなたを成長させてくれます。あなたは挑戦しているのです。失敗を恐れて挑戦しないことの方が、長い目で見たときにリスクを増やしてしまっているのです。

失敗はあなたに多くのことを学ばせてくれます。大切な教訓も得られます。それらが次の挑戦で必ず役立つのです。もし「失敗しちゃった」と周囲に話せば、仲間からいろいろなアドバイスをもらえることもあるでしょう。失敗は単なる結果に過ぎません。失敗から得られた多くの経験が、一回りも二回りもあなたを成長させてくれるのです。

挑戦し続ける上で大切なのは、挑戦を習慣化することです。一度だけ挑戦しても、人は大きな飛躍を遂げられません。何度も繰り返し挑戦し続けることで、人は少しずつ成長していくのです。

では、挑戦を習慣化するにはどうしたらよいのでしょうか。課題に挑み終えたら、すぐ次の課題に立ち向かうというのは、始めは困難に感じるかもしれません。多くの人が「面倒だな」「大変だな」などと考えてしまいがちですが、むしろ「面白い」「楽しい」などと、挑戦することの受け止め方を見直してみてください。こうした思考の変化が、挑戦するのが当たり前という考えに切り替えてくれます。「挑戦していないと不安で仕方ない」「何かに挑んでいないとやりがいを感じられない」などのような気持ちを持てると、人は挑戦を受け入れ、自然と習慣化できるようになります。

挑戦に大小は関係ありません。小さなことに挑んでも構いません。ときには初めから失敗するであろう難題に挑んでもいいでしょう。大切なのは挑戦すること、そのものなのです。

常に新しいことに目を向け、疑問を探し続けてください。常に何かしらの目標を決めて行動してください。挑戦する過程そのものを楽しいと感じられるようになってください。こうした姿勢が挑戦することを習慣化し、常に楽しくやりがいある毎日をあなたにもたらしてくれるのです。成功か失敗だけをただ求めるのではなく、挑んだときに感じ、学んだことにこそ価値があるのです。それらが自分の糧となります。こうした挑戦による積み重ねが、あなたの未来を飛躍へと導くのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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