株式会社マイナビは、アルバイト採用に関わる20~60代の採用担当1,483名を対象に「シニアバイトの採用に関する企業調査」を実施しました。65歳以上のアルバイトを雇用する企業は61.0%で前年から3.1ポイント増となりました。一方、直近半年の新規採用は34.9%で前年より2.5ポイント低下し、採用ペースは緩やかになっています。業種別の雇用率は警備・交通誘導が83.1%で最多で、清掃が76.4%、介護が70.3%と続きました。新規採用率では製造ライン・加工が47.7%で最も高く、新たな分野への広がりが見られます。
今後の採用意向は「採用したい」が56.4%で半数超でした。理由は人手不足の解消・改善が45.6%で最多です。期待する役割は職場に特有の専門知識・専門スキルが32.2%、シニア応募者の安心材料が29.7%、第一線で活躍するための知識・スキルが28.3%となりました。経験値を即戦力として評価する視点が強まっていることがうかがえます。
ハッスルシニアの雇用割合は、現在シニアバイトを雇用している企業のうち69.8%に存在し、半数以上を占めると答えた企業は33.2%でした。業種別では製造ライン・加工が85.7%で最も高く、継続的・反復的な業務で活躍が進む傾向です。評価面では仕事の量が64.5%、仕事の丁寧さが63.7%と高評価が並び、安定したパフォーマンスが確認されています。
職場への影響は人材不足の緩和につながるが42.4%で最多で、責任感があり欠席・離職が少ないが35.4%でした。一方の課題は突発的な体調不良や通院によるシフト調整が30.2%、デジタルツールや新業務への対応に時間がかかるが29.3%です。企業の施策は時給の引き上げが54.9%、有給休暇の付与が48.3%、休息時間の十分な確保が45.3%と進む一方、他のシニアより優遇した条件設定は30.4%、役職や責任付与は32.8%にとどまっています。処遇は整うものの、やりがいの提供は限定的という実態が示されました。
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