株式会社船井総研ホールディングスと学校法人関西大学は、実践型PBLによる産学連携プログラム「Sustainable Growth Company Journey」を開始しました。大阪公立大学と連携するOsaka Social Impact Projectの一環として実施し、企業の経営課題を題材に実社会で求められる力を養成します。将来的には留学生の本格参画を視野に入れ、日本人学生と留学生が共に学ぶ多文化共修を取り入れた設計です。関西大学商学部の正課科目としての初の多文化共修型PBLであり、船井総研グループの現場知見と大学の理論教育を結合します。中堅・中小企業の持続的成長支援で培った知見を教育に還元し、社会課題の解決に挑むグローバル人材の育成を目指します。大阪から未来の社会を変革するチェンジメーカーズの輩出と新たな社会的価値の創出を目的に据えています。
プログラムの背景と目的 持続的成長と社会価値の両立を学ぶ
企業には利益追求だけでなく持続可能な成長と社会貢献の両立が求められています。変化が激しい環境でサステナグロースカンパニーが果たす役割は大きく、理論理解に加えて実務で変革を導くアントレプレナーシップを備えた人材が不可欠です。プログラムは「サステナグロース」を主題に、企業の現場での学びを通して課題解決力を養成します。日本人学生と留学生が協働する多文化共修を核に、グローバルな視点と行動力を涵養します。目標は企業・大学・学生が一体となり大阪から新たな価値を創出することです。柱は実務と理論の結合、多角的な経営分析能力の養成、そして多文化共修による人材育成です。船井総研グループの「デュアル・エンジン」に基づく教育手法を取り入れ、高度な洞察力の獲得を図ります。
特長と実施スケジュール 現場主義のPBLで成果発表へ
特長は現場主義のフィールドワークと、視察先企業への直接提言です。学生は工場や店舗などを視察して実態を分析し、船井総研グループ大阪本社で持続的成長のための提言をプレゼンテーションします。日程は全4回で、6月4日に課題発表とチーム編成、6月18日に現状分析の現地調査、7月2日に解決策の構築とブラッシュアップを実施済みです。7月30日に最終成果報告会を予定し、視察企業の責任者へ直接プレゼンします。7月14日時点で第3回まで修了し、各チームは現場での気づきをもとに議論を深めています。進行設計は実地観察、仮説構築、現場フィードバック、最終提案という段階的アプローチです。実務密着のプロセスにより、教室では得にくい意思決定の視点を獲得します。
フィールドワーク先の概要 リバティとi-plugで学ぶ成長の実装
視察先はサステナグロースカンパニーアワード歴代受賞企業のうち関西拠点の企業です。株式会社リバティホールディングスでは、中古車販売を中心に販売、車検、板金、保険を垂直統合したバリューチェーンを視察します。グループ連結売上高598億円の成長背景を現場で分析し、クロスセルやLTV最大化の実装を学びます。地域密着とDXの組み合わせによる顧客体験の革新、若手が裁量を持つ組織文化と理念経営も焦点です。株式会社i-plugでは、新卒オファー型「OfferBox」による採用市場の構造変革を検証します。適性検査データを活用した高精度マッチングの仕組み、データとUXの融合、上場ベンチャーとしての成長哲学を現地で確認します。両社の比較を通じて、業態や成長段階の異なる現場での共通原理を抽出します。
代表メッセージと今後の展望 多文化共修型PBLを拡張
株式会社船井総研ホールディングスの中谷貴之 代表取締役社長 グループCEOは、大阪での連携を意義深い共創と位置付け、理論と実践の融合によるチェンジメーカーズ輩出に期待を示しています。学校法人関西大学の高橋智幸 学長は、OSIPの理念を体現する取り組みとして、実務課題に向き合う学びの価値を強調しました。本年度は商学部の正課科目として運営モデルを構築し、成果を踏まえて留学生の本格参画や海外協定校との連携、多文化共修の全学展開を視野に入れます。サステナグロースカンパニーアワードの枠組みも活用し、関西発の実践知と教育を循環させる計画です。企業の現場と大学教育を接続するこのスキームは、社会課題解決と持続的成長の両立を体験的に学ぶ機会を提供します。大阪からのインパクト創出に向けた継続的な取り組みが進みます。
詳しくは「株式会社船井総研ホールディングス」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















