日々のお買い物の主戦場である「共通ポイント・経済圏」の争いが、ついに企業の壁を越えて融合し始めました。株式会社ファミリーマート、楽天グループ株式会社、および楽天ペイメント株式会社は、2026年7月1日(水)より、楽天市場のポイントアッププログラム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象サービスに、コンビニエンスストア「ファミリーマート」が参加すると発表しました。
楽天グループ以外の企業がSPUの対象となるのはサービス開始以来初めての快挙です。日常的な「リアル店舗での購買」をトリガーに、オンライン(EC)のポイント倍率を引き上げるという、強力なOMO(オンラインとオフラインの融合)戦略の全貌を解説します。
ファミマで月3,000円買うと、楽天市場が「+0.5倍」になる新しい循環
今回の提携により、ユーザーは身近なコンビニを利用するだけで、ネットショッピングをさらにお得に楽しめるようになります。
- 達成条件:全国のファミリーマート店舗にて、お会計時に「楽天ポイントカード」(ファミペイアプリ連携版や楽天カード裏面バーコード等を含む)を提示し、月間で合計3,000円(税込)以上のお買い物をするだけです。
- 特典内容:条件を達成した月の「楽天市場」での買い物のポイント倍率が+0.5倍になります(月間獲得上限は500ポイントの期間限定ポイント)。
- SPUの規模拡大:ファミマの参入により、2026年7月1日時点でSPUの対象は計17サービスとなり、最大ポイント倍率は18.5倍へと跳ね上がります。
国内1.6万店のリアル網を「楽天エコシステム」へ直結させる大局の狙い
2007年の「楽天ブックス」での店舗受取連携から始まった両社のパートナーシップは、19年近くの歳月をかけて、今回の「経済圏のコア(SPU)の解放」へと結実しました。
- ファミマ側のメリット(来店頻度の向上):創立45周年を迎えたファミマは、購買データとデジタルサイネージを組み合わせた「メディアコマース戦略」を本格化させています。楽天会員との接点を拡大し、新たな来店機会の創出はもちろんのこと、おトクで楽しいリアル店舗ならではのお買い物体験の提供を通じ、店舗利用のさらなる活性化を目指します。
- 楽天側のメリット(ライフスタイルへの浸透):EC単体での囲い込みだけでなく、ユーザーが毎日利用するコンビニという「リアルな生活インフラ」をエコシステムに組み込むことで、「楽天エコシステム」の新たな価値創造を図り、オンラインとオフラインが融合したおトクな購買体験の提供を目指します。
利用時の注意点:何が3,000円の「集計対象外」になるか?
コンビニならではの商品特性上、すべての支払いがカウントされるわけではない点には注意が必要です。
- 集計対象となる支払い:割引やポイント利用に関わらず、「割引前の金額が200円以上」かつ「楽天ポイントカードを提示して1ポイント以上獲得した」お会計が合算されます。
- 対象外となる品目・サービス:たばこ、切手、はがき、印紙、収納代行(公共料金等の支払い)、金券類、マルチコピー機を使用した一部サービスなどは、月間3,000円の集計対象外となります。
見解として、楽天グループ外企業初のSPU参戦は、日本のポイント経済圏におけるOMO戦略の歴史的な転換点となるでしょう。本取り組みがユーザーに新たな価値を提供し、店舗利用を促進することが期待されます。
詳しくは「楽天ポイントカード」の公式キャンペーン特設ページをご確認ください。 レポート/DXマガジン編集部





















