日々の仕事を効率化し、私たちの生活にゆとりをもたらしてくれる便利なツール。しかし、その快適さに溺れるあまり、知らず知らずのうちに大切な能力を手放しているとしたらゾッとしませんか。幸福度が上がる一方で、多くの利用者が直面している深刻な危機の正体と、未来を生き抜くための学びの場を明かします。
快適さと引き換えになる思考の機会と仲間と学ぶコミュニティの始動
株式会社日本デザインは、生成AIを利用している253名を対象に、利用実態と意識に関する調査を行いました。調査期間は2026年6月27日から6月30日までです。現在、利用者の94.5%が週に1回以上、63.2%がほぼ毎日テクノロジーを駆使しています。主な目的はアイデア出しが73.1%で最多となり、文章作成や情報収集が僅差で続いています。この日常的な活用により、全体の59.3%が幸福度の上昇を実感しています。その理由として、70.0%の人が雑務の負担軽減による時間や心身のゆとりを挙げており、46.7%は相談相手が得られたことで孤独感が和らいだと答えています。
その一方で、便利さの裏にある深刻なリスクも浮き彫りになりました。AIの導入によって「自分で考える機会が減った」と回答した人は43.5%にのぼり、「調べる力や考える力が落ちた」と感じる人も38.0%に達しています。実際に利用者の32.4%がAIの回答をそのまま受け入れて失敗した経験を持っています。具体的なトラブルとしては、誤った情報を信じてしまったケースが46.3%で最も多く、不自然な画像生成や修正への余計な時間の発生が続いています。さらに、依存しすぎたことで自身の知識やスキルが低下したと後悔する声も22.0%見られます。
多くの人が危機感を抱いており、AI時代で活躍するために何らかの対策を「取り組みたいが、まだできていない」と答えた人は49.8%と約半数を占めました。求めるサポートとしては、実践的に手を動かせる場が60.0%で最多となり、一緒に学ぶ仲間や伴走者を求める声も4割を超えています。こうしたニーズに応えるため、同社は新たにAI学習コミュニティを開設しました。答えをテクノロジーに任せきるのではなく、自分の頭で考えて仲間と切磋琢磨する学びの場を提供し、時代の変化に対応できる人材の育成を支援していく方針です。
見解として、AIによる業務効率化でゆとりが生まれる反面、思考の機会を失い能力低下を招くリスクは、DX時代における個人の向き合い方を問い直しています。 利便性に流されず、自ら考える力を鍛えながら仲間と実践的に学び合う環境を構築することが、これからの時代を生き抜く真のスキル獲得につながるでしょう。
詳しくは「株式会社日本デザイン」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 戸田






















